Travelogue

己と世界を知る旅

プラハの美しい街並みを堪能する

プラハの象徴であるカレル橋や旧市街地、共産主義博物館を訪れ、プラハの美しい街並みを堪能してきました。

プラハの象徴カレル橋

「これぞプラハ」と言えるようなプラハの美しい街並みを堪能できるスポットの一つが、カレル橋ではないでしょうか。

カレル橋は有名な観光スポットとしていつも沢山の観光客で溢れています。ロンドンで言えばタワーブリッジのような感じでしょうかね?Czechの人に言ったら怒られそうですが。

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プラハ最古のカレル橋の歴史は波乱万丈

しかし驚くことなかれ、ヴルタヴァ川に架かるゴシック様式のこのカレル橋、その歴史は実に600年にも遡り、プラハ最古の橋として健在しています。15世紀初期のカレル4世の頃に完成しました。

カレル橋の歴史は一筋縄ではいきません。カレル橋の前に最古の橋として建造された橋がありましたが、洪水によって流されたのです。それも1度のみならず、2度もです。本当の意味での最古の橋は8世紀ごろに木造の橋がこのヴルタヴァ川に架けられましたが、洪水で流されてしまいます。

その教訓を得て、今度は12世紀に石橋が建造されます。当時の王女の名前にちなんでユディッタ橋(Juditin most)と名づけられましたが、なんとこの石橋も200年後に洪水によって決壊してしまう。

こうした背景の中で神聖ローマ帝国の皇帝カレル4世の命によって今度は石橋アーチ状の橋がユディッタ橋の上流に建造されるようになり、これがカレル橋として今日まで沢山の人々を支える橋となっているのです。

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カレル橋上から見る写真映えスポット

さて、そんな3度目の正直によって建造された歴史のあるカレル橋。ここから見える景色はヨーロッパで最も美しい場所ともされています。

カレル橋上から見れる美しい景色を写真で見ていきましょう。

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プラハの旧市街地を巡る『真実を愛し、真実を貫きなさい』by ヤン・フス

ヨーロッパの大道芸

プラハの旧市街広場は沢山の観光客などで溢れかえっています。

中にはこんな奇才なストリートパフォーマーも。びびる。

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旧市庁舎

市街広場ですぐに目に飛び込んでくるのは旧市庁舎です。

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天文台が特徴的な旧市庁舎ですが、どこか少しいびつな感じがしないでしょうか?それもそのはず、この市庁舎は第2次大戦の時にナチス・ドイツによって一度破壊されているのです。しかしすべてが跡形もなく破壊されたわけでなく、一部は修復可能だったために、その残骸に新たな装飾が施されたり、新しく建物が増築されたりする過程で、統一感のないユニークな形になったのです。これはこれでアートですね。

ティーン教会

旧市庁舎と同じぐらい広場でひと際目立つ建物がティーン教会です。

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美しいゴシック様式です。

火薬塔

広場から少し東の方に進むと、火薬塔と呼ばれる建物を見ることができます。旧市街を守っていた城壁門の一つとして1475年に建てられましたが、17世紀には火薬倉庫として使われていたことから火薬塔と呼ばれるようになったとされています。

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プラハのかわいいおもちゃ屋さん

ちなみに火薬塔を目指して歩く途中にこれぞチェコ!と言えそうな面白いお店を発見しました!

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ポハートカというこのお店はチェコの伝統的なマリオネット人形などが豊富に揃えてあるなんとも楽し気なお店です!陶磁や木製なども含め人形のお土産は大体ここで手に入ります。何よりもお店の中にいるだけで子供に戻ったような気分になります。子どもにとってはたまらない場所ですな。

真実の為に生き、真実の為に死んだ男、ヤン・フス

 

プラハの旧市街地は歴史的に重要な出来事の中心地となった場所で、プラハの心臓とも呼ばれています。

そんな歴史的な街で、真実のために死んでいった一人の男、ヤン・フスを無視することはできないでしょう。

チェコの歴史上最も誇れる人物として旧市街広場を見守るかのように立っているヤン・フス像。チェコにはカフカやムハなど世界的に有名な人物が多くいますが、チェコが生んだ最大の英雄として国民から愛されているのは間違いなく宗教改革ヤン・フスだと思います。

を無視することはできないでしょう。

チェコの歴史上最も誇れる人物として旧市街広場を見守るかのように立っているヤン・フス像。チェコにはカフカやムハなど世界的に有名な人物が多くいますが、チェコが生んだ最大の英雄として国民から愛されているのは間違いなく宗教改革ヤン・フスだと思います。

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宗教改革と言えばすぐに思い出されるのがルターやカルヴァンといった人物たちですが、フスはルターがカトリック教会に「95箇条の論題」を出す100年も前から宗教改革の先駆者として既存のカトリック教会を痛烈に批判した人物です。もともとはカレル大学の総長でしたが、礼拝での説教をも任せられていた敬虔なキリスト教信者でした。

フスは免罪符に反対し、さらに当時問題になっていた詐欺的な姦通者や聖職売買者などのカトリック教会の堕落を激しく批判したためコンスタンツ公会議に召喚されます。しかしながらフスは自分の信念を貫き通したため、異端の汚名と共に1415年に火あぶりの刑に処せられる結果となりました。

処刑の直前、彼は最後に「真実は勝つ(Pravda vítězí) 」と叫び、言い残したと言われています。この処刑をきっかけにフスを支持していた人々が反旗の狼煙を掲げ、1419年からおよそ17年におよぶフス戦争が引き起こされました。しかしフスは決して血で解決することを望んだ人物ではなかった。彼はただただ真実を求めた人物でした。

ヤン・フス像はフスの没後500年後の1915年に造られ、その土台にはこう書かれています。

『真実を愛し 真実を貫きなさい』

プラハ共産主義博物館で共産主義の根深い歴史を学ぶ

共産主義の根深い歴史を感じる共産主義博物館

チェコ旧ソ連が崩壊するまで共産主義の影響を強く受けた国の一つで、社会主義共産党一党独裁国家「チェコスロバキア社会主義共和国」として1948年から1989年までヨーロッパに存在していました。旧市街地から歩いて行ける共産主義博物館では社会主義時代のチェコの歴史を様々な展示品・資料によって表している非常に独特な博物館です。

資本主義が当たり前の世界に生まれ育った平成っ子としては、当時の社会主義がどのような社会形成をしていたのか気になるということもあり、この博物館を覗いてみることにしました。 

入場料は結構高くて大人190Kc、学生150Kcです。

入口に入ってからすぐに飛び込んでくるのが共産主義の各指導者たちの銅像です。こういう銅像自体がなんとなく共産主義っぽさを感じさせると思うのは僕だけでしょうか。

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社会主義時代の学校の様子も垣間見れます。

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単なる昔ばなしではない、本当にあった冷戦時代

こちらは社会主義リアリズムの絵画。社会主義下においては社会主義を称賛する芸術(文化、絵画、音楽など)が良しとされたという点で、表現における自由の制約がありました。

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 一つ一つの作品・展示品を観ながら東西冷戦終結の潮流を感じることができます。僕のようにソ連崩壊後に生まれた世代(平成生まれ)にとってはソ連による社会主義の影響というのはまるでフィクションドラマを見ている感覚だと思うのですが、自分の生まれる前まではこうした国家体制の中で生活していた人々がいるのだと思うと決して単なる昔話では済ませてはいけないと感じます。

博物館はとても小さいですが、こうしたコンセプトの博物館はとても貴重だと思いましたとさ。